私は、起業・副業を始める際にメンター(指導者・助言者・恩師)の存在は必須だと考え、現在もメンターの元で学んでいます。
メンターを決めるまでは、いろんな情報に惑わされて頭の中がぐちゃぐちゃでした。
今回は、どうやってメンターを選んだのかを私の体験をもとに書いていきます。
その前に、最も伝えたいことがあります。
メンター選びの注意点
まず、大前提として、自分がどのような人生を歩みたいのかを真剣に考えておく必要があります。
メンターから真剣に学ぶと、良くも悪くもメンターと同じような人生になります。
どのような人生を歩みたいのかが曖昧だと、全く方向性の違うメンターを選んでしまう危険性があります。
人生をより良くしようと思って始めた起業・副業のはずが、余計苦しくなってしまうこともあります。
それを防ぐには、自分と向き合い、自分を知っておく必要があります。
「 引きこもりタイプでネットに顔を出したくない。」
「 明るく活発なタイプで人前に積極的に出たい。」
など、自分のタイプが分かっていれば、苦手分野のメンターを選ばなくて済みます。
最近は、自称成功者がYouTube等で顔を出して配信しています。
自分のビジネスに誇りをもっていますので、情熱もあるし、話のうまい方も多いです。
ここで知っておくべきなのが、彼らはあなたに対してだけ配信してる訳じゃないという事です。
不特定多数に向けて配信しているのです。
あなたに適正があるかどうかまで気にしてないのです。
説得されそうになった時は ひと呼吸おいて、自分と向き合ってみて下さい。
自分の性格、好きな事、嫌いな事、理想のライフスタイルなどをよく理解した上でメンターを選ぶことをオススメします。
メンターの選び方
私がメンターを選んだ際の判断基準は
以下の4点です。
①【 ビジネスモデル 】が自分に合っているか?
②【 実績 】があるか?
③【 人柄・雰囲気 】が自分に合っているか?
④【 生き方・在り方 】が自分の理想と合っているか?
具体的に説明していきます。
①【 ビジネスモデル 】が自分に合っているか?
【 ビジネスモデル 】とは、簡単に言うと「 何をして稼いでいるか 」です。
イメージしてみると適性があるか分かります。
私の例を挙げますと、
「 セミナー講師 」というビジネスモデルをイメージした時、暗くて憂鬱な気持ちになりました。
人前に立つのでさえ嫌なのに、話をしたり質問に答えたりするのは苦行でしかありません。
自分が好きな事・心地よい事を選んでみて下さい。
【補足】
最近は、インターネットでちょっと稼いだ時点で教える側(講師)に転向する方が増えてきているように思います。
そのような方の主な収入源は講師ビジネスですので注意して下さい。
例えば、プログラミングで稼いだ方が、ある時点でセミナー講師をメインにやるようになり、プログラミングでの収入を超えるようになります。
講師ビジネスの方が稼げるので、プログラミングはセミナーを開くための手段になっていたりします。
もちろん親身になって真剣に教えている方もいますので見分けがつきにくいですが、
頻繁にセミナーや懇親会を開き、高額塾に誘導してくるような方はメンターにしない方が無難です。
②【 実績 】があるか?
【 実績があるか 】は「 継続年数 」を見て下さい。
有名であるか、人気があるか、SNSのフォロワー数や登録者数が多いかではありません。
起業後、3年継続できるのは約50%と言われています。
そんな世界だからこそ継続年数は信頼に値します。
③【 人柄・雰囲気 】が自分に合っているか?
【 人柄・雰囲気 】が合うかどうかは、やる気や吸収力、継続力にも関わってきます。
単純に、好きな人から学んだ方が楽しいし継続できます。
素直に学ぶので理解力も成長速度も上がります。
あくまで、自分と合うかどうか・好きかどうかが重要で、人気や学歴が高かれば良いという訳ではありません。
その方が配信しているブログやYouTubeなどで確かめてみると分かりますが、
学歴や知能指数があまりにもかけ離れている人の文章や話は難しくて入って来なかったりします。
自分の素直な感覚で選ぶのがポイントです。
④【 生き方・在り方 】が自分の理想と合っているか?
【 生き方・在り方 】は、③の【 人柄・雰囲気 】にも通じますが、
どのような信念・価値観を持っているかを知ることで その方の生き方・在り方が見えてきます。
言動・行動・立ち居振る舞いを観察してみて下さい。
お金持ちを自慢したり、サラリーマンを馬鹿にしたり、教え子を集めてコミュニティを作り支配構造を作る成功者もいます。
必要以上の贅沢をせずに、世の中の為になる事を考え、日々学び続けている成功者もいます。
自分がどのような成功者になりたいのかをイメージして選ぶと良いと思います。
何をもってメンターと呼ぶか?
ここまでメンターの選び方について書いてきましたが、
『 コンサルティングを受けないとメンターと呼べないのではないか? 』
『 借金があってコンサルティングを受けられない! 』
という方もいるかもしれません。
私の考えでは、
『 この方から真剣に学ぼう! 』と決めた時から、その方をメンターと呼んで良いと思います。
そもそもコンサルティングを申し込んですぐに受けてもらえるとも限りませんし、
YouTubeやブログなどで無料で学べるものもたくさんあります。
学びと並行して、有料商材を購入したりコンサルティングを申し込んだりすれば良いと思います。
まとめ
起業・副業を考えた時に最初にやるのが情報集めだと思います。
本やネットの膨大な量の情報に触れて、混乱したり自信を無くして諦めてしまうかもしれません。
そんな時こそ、理想の未来をすでに叶えているメンターを見つけて、はじめの一歩を踏み出してみませんか?